ハイヒールと象の足


超高層ビルやタワー、橋などをつくるときは、それぞれの重さにあった足が必要です。わかりやすい例をあげると、ハイヒールのかかとと象の足が地面を押さえる力の強さを、1cm2あたりにして比べると、ハイヒールのかかとには象の足の約15倍の強さがかかります。象の方が人間より何十倍も重いのですが、象は四本の足で体重を分散して支えているので、1本の足への負担が少なくてすみます。けれども2本足で、しかもハイヒールのかかとのように非常に小さい面積に集中して力がかかると、ものすごい力になるのです。