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研究委員会 平成24年度

地下建設工事においてトラブルが発生しやすい地盤の特性とその対応技術に関する研究委員会

目 的 等:本研究委員会では、地下建設工事における多くのトラブルサム地盤の中でも均等係数の小さい細 砂と大礫に着目してトラブル事例を収集し、問題となる地盤の堆積環境や物性などの地質的および 土質的アプローチから分析を行い、これらの因果関係や有効的な対策について研究することによっ て減災を目指すものである。なお、研究委員会の下部組織として、地盤特性分科会、トラブル事例 分科会、地盤改良等対策分科会を設け、WG 活動を行う。 平成 24 年度は、委員会活動3 年目にあたり、精力的に収集・整理したトラブル事例について、ト ラブル対応を通じて得られた知見なども含めて整理の深度化を図るとともに、地質的・土質的分析 を充実させてトラブル発生メカニズムの把握に努め、典型的なトラブル事例に対してリスクマネー ジメント状況を集中整理する予定である。また、第46 回地盤工学研究発表会特別セッションにて頂 いたご意見にも対応しながら、平成25 年度に講習会やシンポジウムを開催し、研究成果を対外発表 する予定である。
委 員 長:橋本 正((株)地域 地盤 環境 研究所)
委 員 数:57名(海外特別委員3名含む)
開催予定 :全体委員会、幹事会、事例紹介講演会、講習会、シンポジウム,他

「想定外」豪雨による地盤災害への対応を考える調査研究委員会

目 的 等:平成 23 年台風12 号によって全国的に豪雨による災害が多数発生した。特に、近畿地方では、大 規模な土砂崩壊、土石流、洪水被害など甚大な被害があった。この地盤災害に対して、より詳細な データを集め地域の地盤災害の特性やメカニズムについて調査研究を行い、設計の想定を超えるよ うな豪雨に対する地盤災害の減災に向けた提言を行う。さらに、調査研究を進める上で明らかにな った知見を広く社会にわかりやすく情報を発信することにより、市民の防災意識の向上及び防災行 政の一助とすることを目的として活動を行う。 本年度は、活動1 年目であることから、想定外の定義や委員会活動方針などについて全体会議で 議論し、各地域別のワーキングに分かれて活動を行う予定である。さらに、本委員会主催で本年度 シンポジウムを1 回開催するべく準備を進める予定である。
委 員 長:深川 良一(立命館大学)
委 員 数:51名
開催予定 :全体委員会(適宜)、WG会議(適宜)、シンポジウム,他

「想定外」という用語を含む委員会名称について

 

研究委員会 平成23年度報告

兵庫県南部地震を後世に伝承するための研究委員会

目 的 等:兵庫県南部地震から17年が経過し、被災地においても震災の傷跡は癒えたかのようである。一方、地震直後から地盤構造物の復旧・復興に向けて携わった多くの実務者・研究者は第一線を退く時期を迎えている。これまでに、各種学会、研究機関、地方公共団体等で独自に調査研究された震災関連の技術資料は膨大な量に及ぶが、地盤工学技術に関して体系的に整理されているとは言い難い。本研究員会は、「地震に対する備えを意識した社会基盤づくりへの地盤工学技術の貢献」を根本テーマとし、土木構造物や自然斜面等に関する阪神大震災以降の教訓が、現状における室内試験法、現場調査法、耐震設計、維持管理技術等にどのように活用されているか、あるいは課題として何が残っているかについて調査研究を行った。そして、各委員ならびに講師による話題提供と地盤防災・減災に向けた技術・知見の伝承システムの構築に関するディスカッションを行い、4つのWGにおいて各種対象物毎の耐震技術の変遷・管理体制の現状等の検討を実施し、さらに高校、小学校を対象に出前授業を開催し、防災教育についても積極的に取り組んだ。その成果として、今年度の地盤工学会研究発表会にてディスカッションセッションを開催し公表した。さらに、一般市民向けに「宅地盛土に関する講習会」を開催し、啓蒙に取り組んだ。 本年度が委員会活動最終年度であり、これまでの調査研究活動を最終報告書として取りまとめた。次年度に開催予定の講習会にて、本委員会活動を通して得られた兵庫県南部地震以降の地震防災・減災に関する教訓の伝承と課題を、技術者のみならず、一般市民に対して広く公表・伝達して普及を図る予定である。
委 員 長:澁谷 啓(神戸大学)
委 員 数:42名
開催回数 :全体委員会(5回)、WG会議(適宜)、第46回地盤工学研究発表会ディスカッションセッション、 「地震による宅地被害と宅地耐震化」講習会

地下建設工事においてトラブルが発生しやすい地盤の特性とその対応技術に関する研究委員会

目 的 等:本研究委員会では、地下建設工事における多くのトラブルサム地盤の中でも主に均等係 数の小さい細砂と大礫に着目してトラブル事例を収集し、問題となる地盤の堆積環境や 物性などの地質的および土質的アプローチから分析を行い、これらの因果関係や有 効的な対策について研究することによって減災を目指すものである。本研究委員会では、 委員会および幹事会を通じて研究方針を確認し、約2ヶ月に1回のペースでトラブル事 例紹介講演会を開催し、地下建設工事におけるトラブル事例の収集を実施している。
委 員 長:橋本 正((株)地域 地盤 環境 研究所)
委 員 数:56名(海外特別委員3名含む)
開催回数 :全体委員会(2回)、幹事会(3回)、事例紹介講演会(2回)
      第46回地盤工学研究発表会特別セッション、特別講演会2011

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